発送・配送

着払いのメリット・デメリットとは

2022年12月11日

ひつじちゃん
ねぇ、荷物を着払いで送ってほしいって言われたの。
学ぶ猫くん
へぇ、どうして着払いがいいんでしょうね。先に払っちゃうほうが楽な気がしますけど。
ひつじちゃん
それはわかんないけど…急に発送方法とか変えちゃってもいいのかしら?
トラブったりしないかな…。
学ぶ猫くん
う~ん、悩みますね。

「着払いにして欲しい」

そう言われることがたまにあります。

送料込みで出品してるのに、どうして受け取りに手間のかかる着払いに変更したいのかな?
どうして着払い設定の出品者が多いの?

気になる着払いのメリット・デメリット、まとめてみたいと思います。

 

着払いとは

宅配サービスのひとつである「着払い」。

その名の通り、荷物にかかる送料を受取人が支払うサービスです。

個人出品できるヤフオクやフリマなどでは取り扱えないですが、商品代金を配送業者に支払う代金引換とは違います。あくまでも「送料のみ」を受取人が支払うシステムになります。

匿名配送での着払いは利用できません。

 

着払いが利用可能なのは以下のとおりです。

 郵便局 
  • ゆうパック
  • ゆうパケット
  • ゆうメール

※ゆうパック以外は送料に加えて手数料がかかります。

 ヤマト運輸 

  • 宅急便
  • 宅急便コンパクト

 

着払いと発払い、どちらが安い、ということはありません。

同額です。

 

着払いのメリット

まずはメリットから見ていきたいと思います。

出品者からみたメリット

  • 荷物を出すときに支払いをしなくてもいい
  • サイズを気にしなくてもいい(サイズオーバーで自腹を切らなくてもいい)
  • 送料別で商品価格が安くなるので目に留めてもらいやすい
  • 送料別での出品となるため、手数料が安くなる

出品者からみた場合、なにも気にしなくていいのは、とっても気が楽です。

発払いであれば、お知らせしたサイズ(送料)よりも大きくなってしまえばオーバー分は自腹負担になってしまう可能性が高いので、サイズにはすごく気を使います。それを気にせずに、梱包状態だけに気を配れるのは大きなメリットだと言えると思います。

また、送料別で出品している場合は、送料込みで出品している場合に比べると手数料が安くなります。送料込みでの出品では、商品代に加えて送料分を加算しての出品となり、出品額が大きくなるので、その分まで手数料の対象となってしまうからです。これも大きなメリットですよね。

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購入者からみたメリット

  • 実費の負担だけでいい

購入者からみたメリットは、この一点だけではないでしょうか。

残念ながら、送料で儲けを出そうと企む出品者は存在します。

送料高すぎだし、ぼったくってない?
実費だけなら払ってもいいけどさ~。

つい考えてしまう、こんなこと。

着払いは、送料を直接宅配業者に支払うことで送料の不透明さを払拭してくれる、安心できる方法と言えます。

 

着払いのデメリット

次にデメリットを見てみましょう。

着払いは匿名配送を利用できないので、匿名で取引をしたいのであれば、出品者・購入者関係なく大きなデメリットと言えますね。

 

出品者からみたデメリット

  • 本当に荷物を受け取ってくれるのか不安
  • 購入者が着払いを理解していない可能性もある

出品者からすれば着払いはメリットのほうが大きいです。

が、そのメリットを打ち消す威力のデメリット。

 

購入者が着払いの商品を受け取らなければ、送料は出品者が負担しなければならなくなります。

購入者に悪意はなくとも、在宅の必要があるために都合が合わずに「保管期限切れ」で返送される可能性もあります。タイミング悪く、一度受け取れないと購買意欲が下がってしまい「もういらないや」となることも。

商品は返送されてくるし、返送までには時間もかかるし、かかった送料は出品者が負担しなければいけなくなるし、という最悪な流れになります。

 

また、「着払い」を正しく理解していない可能性もあるのが厄介なところです。

  • 商品代だけ払って送料まで払った気持ちでいたり、
  • 代金引換(代引き)と勘違いしていたり、
  • 到着時に送料を払う必要があるなんて知らなかったり、

と着払いのシステム自体をわかっていないというということも、まぁ、あったりします。

その対策として、発送前に、受取り時に送料の支払い必要ですよ、だいたい○○円くらいになりますよ、と、連絡して「ええっ!?」となることも。

着払いはトラブルに繋がりやすいのです。

悪戯にも利用されやすいので、敬遠する出品者は多いのではないでしょうか。

実際にsoraも着払いはお断りすることのほうが多いです。
sora

 

購入者からみたデメリット

  • 料金を払わなくてはいけないので在宅時にしか受け取れない
  • 大きめのサイズで送られてくる可能性もあり

受取り時に送料を払う必要があるので、必ず在宅していなければいけません。

宅配ボックスや置き配なども利用できないために、受け取りに時間がかかってしまう可能性があります。

また、荷物に見合わないサイズで送られてくる可能性も否定できません。

出品者はサイズ(送料)を気にせずに、やりやすいように梱包するハズです。過剰な緩衝材、大きすぎる箱…。自分が考えるよりもワンサイズ大きい送料を支払う覚悟があったほうがいいと思います。

 

「元払い⇔着払い」の変更方法

フリマでは、購入後の変更が難しい場合もあります。

「元払い→着払い」「着払い→元払い」どちらのパターンであっても、配送方法の変更は購入者のほうから話を切り出されている可能性が高いと思います。状況をキチンと話して、一度キャンセルしてから設定、価格を変更をし、再出品→購入してもらったほうが、お互いのためにも良い取引になると思います。

ヤフオクでは、かんたん決済の手続き前であれば送料の変更が可能です。

 

まとめ

取引がスムーズに進めば、着払いはお互いにとって便利な方法であると言えるでしょう。

ただ、「着払い」というシステムを理解していなかったり、受取拒否の可能性があることも否めません。

出品者、購入者のどちらの立場でも言えることですが、着払いはトラブルに繋がりやすいです。事前に、着払いであることの確認や、おおよその送料のやりとりなど、お互いに連絡を取り合ってトラブルを避ける努力は必要かと思います。

また、匿名配送では着払いは利用できないので気をつけてくださいね。

メリット・デメリットをしっかりと理解して上手に利用したいですね(^^)
sora

 

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