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梱包に一工夫を★段ボールでの補強

2021年10月31日

ひつじちゃん
ポストカードが売れたよ~っ(*´罒`*)
学ぶ猫くん
わー!よかったですね!
ひつじちゃん
うん!でもこういうのって、どう梱包するのかな~。
段ボールみたいな厚紙と一緒にいれておけばいいのかなぁ?

薄く折れ曲がりやすい紙製品などの商品や、緩衝材だけでは心許ないアクセサリーなどの繊細な小物の補強。

多くの出品者が商品説明欄に「段ボール補強して送ります」と書いているくらい段ボール補強ってメジャーな言葉ですよね。でも送られてきた梱包を見て補強ってコレのこと?補強って何だっけ?と思うこともしばしば。

「段ボール補強」

ちょっとした工夫をするだけで頑丈な梱包に変身するって知ってました?

今回は、商品をしっかりと頑丈に補強する、段ボール補強のポイントをお話したいと思います。

 

段ボールの豆知識

ネットで何かを買ったりしても段ボール箱で送られてくることが多く、家に段ボール箱が積みあがっている、なんてことも珍しくない光景なのではないでしょうか。コンビニやスーパーなんかでも無料で譲ってもらえます。それくらい、段ボールは身近な存在ですよね。

 

段ボールっておもしろい構造をしていると思いませんか?

中のなみなみを見ているのがわりと好きなんですが、それぞれ名称があります。

ライナー:段ボールの平らな面

フルート:段ボールの中身の部分

このフルートの高さで段ボールの厚さが決まります。

一般的に多く出回っていてsoraたち消費者が入手しやすいのは、主にAフルート(5mm厚)とBフルート(3mm厚)の2種類です。

 

それから段ボールには方向があります。

幅:フルートに対して並行

流れ:フルートに対して垂直

 

流れに沿って折ると、グニッとなってキレイに折れません。

幅に沿って折ると、簡単にキレイに折ることができます。

これを踏まえて、段ボール補強のポイントを押えていきましょう。

 

段ボール補強のちょっとした工夫

出品していた商品が売れたときに補強をするため、手軽な素材として段ボールを使用する人は多いと思います。

安価でしっかりと梱包できるなんてサイコウです(°∇^*)

キレイな段ボールを使ってくださいね。

梱包の補強にはもちろん、工作やDIYなど色々な用途に使える板段ボールです。

 

ポストカードなどの紙製品や薄いものなど

段ボールサンドと耳にすることも多いと思いますが、サンドするときのコツというか気をつけるといいかな、と思うポイントですね。

段ボールサンドとは2枚の段ボールで商品を挟むことですが、なぜサンドする方がいいのか、1枚ではダメなのか、という疑問が湧いてくると思います。

もちろん1枚でダメなワケではありません。商品自体に厚みや強度があり、段ボールを添えるくらいでよさそうな商品であれば1枚でも十分だと思います。

ですが、ココで先の項目の段ボールの特徴を思い出してもらいたいのですが、幅に沿って折ると簡単に折れてしまうんですよね。

ということは、ですね。

1枚での段ボール補強では、何かの拍子に力が加わってしまうと、折ろうと思わなくても商品ごと折れてしまう可能性があるのです。

  • あなたがポストに投函した後、別の誰かが投函した荷物の角があなたの商品に運悪く当たってしまった
  • 配達員がポストに入れようと力を加えたら折れてしまった

など、誰にも悪気がないのに、簡単に折れてしまう可能性があります。

 

そこで段ボールサンドが有効手段になってくるのです。

ですが、同じ方向でサンドしてしまう(↓)と、段ボールが2枚になった分 強度は上がりますが、一点に力が加わってしまったときに折れないとは言い切れません。

 

そこでぜひ試してもらいたい方法が、段ボールの方向を揃えないやり方です。

断面を見ると、こんなカンジ(↓)

折れやすい方向と折れにくい方向が組み合わさることで、かなり強度が増して頑丈になりますよ。

 

アクセサリーなどの少し厚みがあって壊れやすい繊細な小物など

  • 段ボールサンドで挟んでしまうには ちょっと抵抗がある
  • プチプチなど緩衝材だけでは不安が残る

だけど、クリックポストなどの安い配送方法で送りたい場合にピッタリな方法だと思います。

一番いいのはその商品に合った箱などを買ってしまうことですが、やはり梱包費は安く抑えたいですよね。

 

最低限のコストで簡単にできる補強のやり方

クリックポストやネコポスなど、ポスト投函で完了するサービスの厚さ規定は3cmまでです。

そこで、段ボールの方向だけ気をつけて段ボールを用意してください。段ボール補強するときに出る切れ端で賄えます。

それから商品に合わせて、枠組みを作ります。

真ん中に商品を入れます。

この枠組みだと、圧に強いので商品は潰れません。

あとは、横からの衝撃には弱いので部分的に補強したり、必要に応じて緩衝材を使ったりします。

そうしたら普通の梱包と同じように封筒などに入れて発送すればOKです。

誰にでも簡単に作れるのでおススメです。

まぁ、ちょっと工作感が強くてアレですが、無事に購入者の元に届くのが一番大事ですからね。

1cmくらいまでの薄いものなら、2~3枚の段ボールの同じトコロに穴をあけて上下を段ボールで挟めば見栄えはコレ(↑)よりマシでいいと思うんですが、ちょっと手間だし、段ボールもたくさん使わなくちゃなので、あんまりやらない方法です。
sora

 

複雑な形や大きなものなど

箱に入らない大きなものや、長いもの、複雑な形のもの、円筒形のもの…などなど、悩んでしまう そんな場合には、巻き段ボールがおススメです。

適度に柔軟性があり、ハサミなどでカットして自由に使うことができます。
様々な形状に対応でき、また、重ねて巻くことで更に強度が上がります。

段ボール箱や板段ボールはライナー表裏と中しんの3パーツでできていますが、巻き段ボールはライナーと中しんの2パーツからできています。柔軟性があって商品を包むことができる段ボールです。

割れやすい商品でも一度巻き段ボールで包んでから箱に入れて梱包したり、など、幅広い使い方ができることが大きな魅力です。

 

まとめ

最終的に、商品が無傷で購入者の元に届けばいいのですが、商品が通っていく道には思わぬ障害があったりします。

不可抗力という場合もないワケではないですが、何かがあっても、ある程度は切り抜けられるような梱包をするのは出品者の務めではないかと思うのです。

あまりかけたくない梱包費、入手しやすい段ボールで最大限の効果を狙ってみてください。

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